代表取締役社長 小笠原 務

「ガラスびんメーカーとしての誇り」
私たち磯矢硝子工業は、70年を超える歴史ある企業です。社員数は77名（2018年11月現在）。私、社長の小笠原は、もちろん全ての社員の名前と顔が一致しています。それだけではありません。人によっては、家族構成や趣味、恋愛の進捗状況まで掴んでいます（笑）。私にとっては、全員が家族・仲間なのです。私も若いころは製造現場にいました。製造現場では、大切な仲間と共に、顧客の求める品質ニーズに応え続けようとがむしゃらに走ってきました。

「ガラスびんのもう一つの顔」
最近では、学校給食でガラスびんに入った牛乳が少なくなったと聞いています。割れたら危ないというのがその理由かもしれません。確かに誤って落とすこともあるでしょう。でも、不注意で落とせば、ガラスは割れる。このことは、私たちに沢山のことを教えてくれていると思うのです。まず、引力について知ることができます。ただ、これは専門ではないのでこれ以上はやめておきましょう（笑）。次に、形あるモノは壊れるということ。大切に扱わないと壊れるということ。

「ガラスびんの特徴」
ガラスは、地球から出来ています。主原料は砂（けい砂といいます）。この砂に石灰などの天然資源を混ぜ、1500℃もの高温で熱することによって、溶けた状態のガラスに生まれ変わります。これが「地球から出来ている」所以です。そして溶けたガラスを、用途に合わせた金型に流し込むことで、皆さんが街で見かける「ガラスびん」になるのです。

私たちが作るガラスびんの1本1本は、先代より受け継がれた「イソヤ思想20ケ条」に基づいて、心を込めて作り上げています。